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燃ゆる蛍にこの身を映す。。

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 昨日入荷したばかりの、夏ひとえの素晴らしく美しい染め小紋です。
 あまりに色が淡くて写真でお伝えするのを躊躇するほどの透けるような美しさです。
 シュワシュワのメロンシャーベット色がほんのりと残り、ゆったりとした夏の香りのする反物。
 こちらも、京都の素敵な工房で染めていますが、昨夏から人気、白目を生地の白より一層白く美しく、胡粉であげた「波」小紋です。6月~9月の中旬まで真夏の間とても活躍する羽衣のような美しい小紋。。

 コーディネートには、淡い白や水色などの透ける帯も美しいのですが、お写真で撮影することが大変に難しいため、本日はいよいよ今年も会える季節となりました「蛍」!田邊慶子先生の友禅染め名古屋帯をあわせてみました。
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 梅雨の季節6月の上旬にはあちらこちらで蛍の鑑賞会が行われるようですが、残念ながら表参道では蛍に会うことができません。皆さまのお住まいのところではいかがですか^^?

 ということで、今日のお題は「蛍」かな。。^^

 蛍が美しい光を放つのは何故でしょうか!?
 それは、恋のお相手をさがすためなのですよ。ご存じでしたか?
 蛍の一生はとても短くてたった数日です。でもその寿命わずかの間に蛍は命がけの恋をします。
 なので古来から蛍は、たくさんの恋の歌に詠まれてきました^^v

 「音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ 鳴く虫よりもあはれなりけれ」(源重之)

 どどいつにも、「恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」な~んて歌われてきましたネ。

 古来は・・・「ねぇ!どうして好きって言ってくれないの?ちゃんと言ってよ!」ではなくて^^;
 鳴かぬ蛍の方が、愛おしくあはれであり、奥深くて粋なのです。ふふっ^^
 

 でも、蛍の儚さは恋ばかりでなく、こんな歌にも・・・

 「つくりおける罪を蛍のこの世にて 尽くす炎を見るぞ悲しき」(源国信 恋昔百首)

 人はみな、こうして生きている間の現世では、知らず知らずにも、やむなくとも、いくつもの罪を重ねて生きています。その犯した幾多の罪は地獄の業火(ごうか)で焼かれると言われるそうですが、蛍は、この現世のうちに己が炎で焼き尽くそうとしているという・・・これもまた蛍という生き物が、とても人がまねできなほど、何しろ「あはれ」であり「粋」な生き物だということかもしれませんね。。

 
 それにしても・・・、恋の炎も、罪の炎も・・・空に瞬く星へとのぼり、いずれ許される時がくるのなら、儚くゆれる蛍の炎もひときわ愛しくさえ感じるように思います。

 「沢水に空なる星の映るかと 見ゆるは夜半の蛍なりけり」(藤原良経)


 さて、明日から6月でございます!
 いよいよっ6月という感じではありますが、とりあえず明日の土曜日はお天気がよさそうです。
 お天気の良い昼下がりの店内はとても爽やかで清々しい日差しに包まれます。
 明日のご予定はいかがでしょうか?
 もしお時間がありましたら、ぜひ久しぶりに遊びにいらっしゃいませんでしょうか^^?
 お会いできますのを楽しみに、お待ち申し上げております。 
 
 

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by someichie-tencho | 2013-05-31 19:27 | コーディネート

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