<< 夏空色のパーティバッグ! あざみの季節 >>

蛍の舞う季節に

b0172203_18492481.jpg
 「夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」 (清少納言 徒然草)

 6月に入りとんでもなく暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
 ジワリジワリと雨の匂いが近づいて、今年もまた蛍の舞う季節となりました。
 写真は、少し前からお店でご案内をしております、素敵な透け感の蛍の夏帯です。

 蛍といえば、毎夏飽きずに申しておりますが(^^;蛍をよんだ多くの和歌が恋の切なさを語ってくれます。
 蛍は、その短い命の全てをかけて恋の火を灯します。決して声に出すことのない想いの灯は夏の短い夜にあまりにも切なく、儚げな美しい灯は見る目を飽きさせることがありません。

 
 「こゑはせで 身をのみこがす 螢こそ いふよりまさる 思ひなるらめ」 (紫式部)

 そんな情景を思い浮かべると、恋には無縁の身の上であっても(^^;なぜかしら胸の奥がキュンとしてしまう夏の夜でございます。

 本日ご紹介の帯は、そんな蛍の舞う風情のある夏の夜を描いたものですが、実はこれ、帯芯に描かれた蛍を夏の絽紬の帯地で透かして無双に仕立てるという、日本人ならではの情緒たっぷりの帯です。

 ※こちらでたっぷりご紹介しています
  →http://www.someichie-shop.jp/SHOP/obi_n_uchiwa.html

 本日は、真夏にとってもオススメの綿紅梅織りに型染めのお着物にあわせてみました。
 (画像はクリックで拡大します)
 浴衣風にもお召し頂けて、真夏にちょっぴり色っぽい大人の恋の予感がする?なんて(^^;
b0172203_19165558.gif
 ネ(o^^o)! 夏のお着物は、とっても情緒があって素敵です。

 ところで、今朝はお店の和室にこんな可愛いお花がやって来ました。「蛍袋(ホタルブクロ)」といいます。
 蛍の舞う頃に綺麗なお花を咲かせる「蛍袋」。その名の由来は、ぷっくりとしたお花の中に蛍が入り込んで、提灯のよう灯りが透けて見えることから名付けられたと言われています。ちょっと想像すると楽しいですね。夏の夜にお花の蛍提灯・・見てみたい気がします。
b0172203_19213822.jpg
 そうそう「蛍袋」の属名は「カンパニュラ」、ラテン語で小さな鐘と言う意味だそうですが、提灯と鐘、どちらも夏の景色に似合いそうですね。ちなみに(皆さまご覧になっていたかどうか・・・?)以前に「風のガーデン」という緒形拳さんの遺作となった倉本聰さん脚本のドラマがありました。店長も好んで毎週見ていたのですが、毎回、おじいちゃん(緒形拳さん)のおかしな花言葉が紹介されるのですが・・・カンパニュラの花言葉は・・・「花園の小人のハゲかくしの帽子」だそうです(#^.^#) お花の提灯も見てみたいけれど、花園の小人さんにもぜひお会いしてみたいです。

 さて、この暑さも本日まで!ということで西の方から雨が近づいているようです。
 いよいよ雨の季節到来!という感じでございますが、あすはガクンと気温も下がるようです。
 どちら様も、寒暖の差に気をつけてお健やかにお過ごし下さいますように。

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
お知らせ♪
定休日、営業時間、お店の場所など、店舗情報はこちらでご確認ください
http://www.someichie.jp/hpgen/HPB/entries/50.html

※メールでのお問合わせはこちらクリック!

この日記はfacebookページにもリンクやシェアをしています。
FBからご覧になったほうが便利な方には
「きもの江戸小紋 染一会」FBページに「いいね!」を押して下さい!
www.facebook.com/someichie

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*


by someichie-tencho | 2014-06-04 19:41 | コーディネート
<< 夏空色のパーティバッグ! あざみの季節 >>