波文様の江戸小紋

 さて、いよいよ明日から5月、お天気も良い清々しい日が続いています。
 お休み中の方もいらっしゃるのかな?と思いますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

 本日は、江戸小紋の海の文様を少し集めてみました。
 何しろ日本は四方を海に囲まれているためか、古来の文様も海をイメージしたものがたくさんあります。
 夏の絽に染める江戸小紋には、こんな爽快な海の文様もおすすめです。
 (画像はクリックすると少し大きくなります)
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 左から、「地落ち)貝」「貝づくし」「流水」「波頭」「青海波」「波」

 貝には海のエネルギーが宿り、災難を除ける効能があると言われていたそうで、貝づくしの文様は古くから親しまれてきました。特に我が国では海との関わりが深く、海の美しさも、恐ろしさも、海の恵も、大事な暮らしの一部だったのですものね。

 そして、やっぱり波は、色々と意匠化されて、とってもたくさんの文様があります。
 「寄せては返す波」は、武人の戦いの駆け引きにかけて紋章にされたり、海の平穏を願う神社に波文があったり、漁師さんが無事と大漁を祈って波柄を身につけたり、これほど波のデザインが多いのも日本ならではかもしれません。

 そして、さらには古来の歌人たちは、波を見て、勝手に恋心を募らせたり(^^;過ぎ去りし人生にも思いを馳せたりしたようです。
 
 「契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波越さじとは」(清原元輔)
  約束したのに、お互いに涙に濡れた袖をしぼりながら、末の松山を波が越すことはないように、決して心変わりしたりしないって・・・。
 (海が荒れるのは一瞬なのかもしれませんね・・・)

 「ゆく年は 波とともにや かへるらむ 面がはり(面変り)せぬ 和歌の浦かな」(祝部成仲)
  過ぎ行く年は波のようにかえってくるのでしょうか?老いることない和歌の浦はいつも美しいことよ。
 (面変りしても、心変わりしないでください、なんて、そんな歌もありましたね)
  
 海を見てなんやかんやと深く思う様は、昔も今も、生きていくのは大変なことでだなと思うわけですが(^^;

 それにしても、清々しい海は、やっぱり私たちの心を癒してくれる、素敵な自然の恵です。 

 「わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波」 (藤原忠通)
  大海原に船で漕ぎ出して、遠く彼方を眺めてみれば、雲と見間違うばかりに、沖の白波が立っているよ。
  (なんともまあ気持ちの良い景色でしょうか!そんな海に抱かれたい!)

 本日は、そんな素敵な景色を描いた江戸小紋をコーディネートしてみました。
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 夏の絽に染める江戸小紋、お誂えには、染めに1ヶ月、お仕立てに1ヶ月、今からですと、6月末の仕上がりです。夏に着る透ける江戸小紋は、また、ひと味違って、とっても素敵な装いです。
 
 まだ遅くない!ぜひ、ご相談くださいませ。

 ※GW後半は営業日や営業時間が変わりますので、どうぞご確認ください。
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5/2(土)は午後6時閉店
5/3(日)~5/6(水)は、GWのお休みを頂戴いたします。

5/8(金)~5/16(土)
「京の江戸小紋×KATAGAMI style西陣帯展」&「夏のコーディネート展」 

※詳細は→http://www.someichie.jp/hpgen/HPB/categories/90260.html


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お知らせ♪
 
~定休日、営業時間、お店の場所など、店舗情報はこちらでご確認ください~
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定休日:日曜日、月曜日 営業時間11:00~19:00

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by someichie-tencho | 2015-04-30 18:08 | 江戸小紋のおあつらえ